ふくじゆさう

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ウマノアシガタ科

薬用植物第三表(有毒篇)

本邦各地の山中樹陰地に自生する草丈4寸ー1尺に及ぶ多年草。葉は2囘羽狀複生で、小葉は羽狀深裂、裂片は更に羽裂し終裂片は線狀被針形となる。早春梢端に鮮黄色の花を開く。萼片は普通5枚、楕圓形暗紫色。花瓣は概ね12枚、長楕圓形先端齒牙緣となる。雄蕊及び心皮は多数である。この植物の全株、殊に根にはアドニンと言う成分があり、之は心臓に對してヂギタリスと同様の作用があると言はれ、従って多量を服用すれば中毒の恐れがある。

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