にりんさう

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ウマノアシガタ科

薬用植物第三表(有毒篇)

本州中部以北の山林内に自生する多年草。全株細毛を有し、葉は長柄を有し3全裂し、各裂片は更に2-3裂し缺刻狀齒牙緣となる。5寸位の花莖を早春生じ、總苞中より長い花梗を1-3本抽す。萼片は5-7枚、廣卵形白色であるが、時に紅色を帯びる。本種に類するものにイチリンサウ、サンリンサウ等がある。イチリンサウ中にはキンポウゲと同じくプロトアネモニンがある。ニリンサウ中にも同一物があると信ぜられる。本種の中毒は但しキンポウゲに於ける程激烈でない。但し本種の葉はゲンノショウコの根出葉と誤り易く、ゲンノショウコを服用して死亡したと言う様な時は本種の混在を疑はせる場合がある。

にりんさう

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