はしりどころ

トップページ高知県の観光植物図鑑薬用・毒物植物図鑑>はしりどころ

ナス科

薬用植物第三表(有毒篇)

本州中部、南部及び四国の深山の陰濕地に自生する高さ1-2尺の多年草。莖の基脚部には鱗片が疎生して居る。葉は楕圓形或いは長楕圓形で、鋭尖頭狭脚不齊齒牙緣で、葉柄は翼を有す。花は帶紫黄褐色で下向きに早春開花し、萼は鐘形で落花後更に成長し果實を包む様になる。花冠は筒状鐘形にして5裂する。本植物の全株中にはテウセンアサガホと同じくヒヨスチアミン、スコボラミン、アトロビン等のアルカロイドを含み、その根莖は莨菪根として醫薬上重要である。中毒症状及び治療法はセウセンアサガホと同じである。

はしりどころ

植物図鑑へ戻る