しろばなやうしゆてうせんあさがほ

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ナス科

薬用植物第三表(有毒篇)

熱帯地方原産の高さ4-5尺の1年草。全株無毛、莖は肥厚している。葉は不齊卵形不齊鋭齒牙緣で、花は長漏斗状の花瓣を有し、先端5裂し白色。果實は球形にして徑1寸位刺を有し、中に多數の黑色の種子を入れて居る。本種に類する者にテウセンアサガホ以下数種ある。之等の葉、種子中には何れもヒヨスチアミン、スコポラミン、アトロピン等の生理作用激烈且つ醫薬上重要なアルカロイドを含有する。中毒例から見ると胃腸炎、痙攣、瞕孔散大、呼吸困難、脈拍頻數等である。小兒は種子僅か15粒、大人にて約100粒で死亡するとの報告あり。治療法は胃洗滌、タンニン酸の服用、生理的食盬水及び強心剤の注射、利尿作用の促進等である。

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