こせう

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コセウ科

薬用植物第二表

古來最も珍重せられたる香味料にして、熱帯地方殊に印度より西方各地に栽培せられつつある多年生蔓草で、花及び果實は穂の様に多數密着して居る。この果實は普通未熟の中採集乾燥せるものにして、表面黒く多数の皺を有し黒胡椒と言ふが、一方充分熟した果實を取り表皮を除去したものは黒色ならず、又皺を有せず白胡椒と言う。薬用としてはマラリア病や健胃劑の目的に用いる事あれども極めて稀にして、専ら調味料とされる。

こせう

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