かんざう

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マメ科

薬用植物第二表

支那原産、高さ2尺位の多年草にして、長く匍匐莖を引く。葉は長さ1-3寸の羽狀複葉をなす。この匍匐莖及び根は甘味強き故甘草として漢方は勿論欧州にても太古の時代より薬用にせられたり。即ち専ら矯味薬とし、又丸薬等の賦型薬とし、又今日は安価なる調合醤油の甘味料として甚だ大量を消費せられる。現在はスペイン、イタリー、ロシア、支那、満州等に産し、内側は淡黄色を呈す。薬用の品は外皮を剥いだ品も多い。本邦にも良く生育するも未だ栽培は試みられず。

かんざう

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