しやうが

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シヤウガ科

薬用植物第二表

熱帯地方原産、目下各国に栽培せらるる多年草。根莖は塊狀、葉は披針形5寸ー1尺、穂狀花序は長楕圓狀圓柱形、萼は筒形にして一側が分裂し、花冠は橙黄色で斑点を有す。現在薬用嘼の生産地はアフリカ、印度、交趾支那、ジャマイカ島、本邦にては静岡、臺灣等より良品を産するも、一般に熱帯地方程芳香成分を多量に含み、本邦内地産の品は梢々劣等なり。形狀は産地により種々異り、或物は外皮を深く、他の物は外皮の一部分のみを剥除し、往々腐敗を防ぎ乾燥を助ける為め石灰を混じたる物あり。又支那にて使用するものに乾薑なるものあり、之は蒸したる後乾燥せるものなり。本邦の栽培法は食用の品と同一なるも、唯食用には気味良好なるものを収穫する為早く掘取るに対し、薬用品は量を増産が為秋末に掘とる。

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