ながばのこかのき
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コカ科
薬用植物第二表
ペルー原産の小灌木、葉は有柄膜質楕圓形尖頭にして2−3寸。花は腋出し、多數簇出し有梗なり。萼は5深裂、瓣片亦5枚にして廣楕圓形、雄蕊10本あり。本種の葉の中にはコカインなる成分を含み、之は局所麻酔作用ある為め外科手術に際しては必要缺くべからざる重要薬品にして、目下薬用の目的に栽培せられるものはコカノキ、ジヤバコカノキ及び本種ナガバノコカノキの3種である。熱帯地方の物故ジヤバを主産地とするも、最近本邦にては小笠原、沖縄、奄美大島、臺灣にて栽培コカ葉を生産し其の量も大量となれるも、之は麻薬に屬する故栽培には充分周密なる法律手続を必要とす。
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