せいやうかのこさう

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オミナヘシ科

薬用植物第二表

欧州に自生又栽培せらるる高さ1尺位の多年草にして、地中に巨大なる根莖を有す。葉は羽狀全裂し、裂片は5-10對あり、花は長梗の上に淡紅色乃至白色の小花を房狀に着ける。本邦にては同様の目的にカノコサウを栽培す。之は前者に比し葉の裂片が狭長でない。之等は其の根莖、匍匐莖及び根を薬用とするが、此のセイヤウカノコサウの根莖は日本産のカノコサウよりも太くワレリアナ根と稱せられ、カノコサウは吉草と稱せられる。吉草の栽培は排水良好にして且適当な保水力ある軽い土地には全国的に良く生育するも、旱害を被る事あり、又餘り濕気多き土地にては病害を被る事多し。

せいやうかのこさう

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