だいわう

トップページ高知県の観光植物図鑑薬用・毒物植物図鑑>だいわう

タデ科

薬用植物第二表

此の植物は古来支那に於いて漢薬大黄として下剤に用ひられ漢方の多くの処方に利用され、又その効果も顕著故欧州にも早く渡来し年々多量に輸出されしも、其の産地は支那奥地にして容易に原植物を入手する事不能なれば、長い間欧州学者の注意の的であって、原植物として何種類もの植物が支那から持ち出された。この図も其の一種である。本邦にては之に近緣の植物としてはギシギシが自生し、又カラダイワウが栽培され唐大黄なる大黄と同様に用いられる薬品が作られて居る。薬用に用いるのは此の植物の根莖で、大きなものは兜頭大に至る。欧州にても之等數種の原植物と言うものが栽培されて居るが、尚支那産程品質良好ならずと言はれている。

だいわう

植物図鑑へ戻る