こがねばな

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唇形科

薬用植物第二表

北アジア原産、高さ2-3尺、全株粗毛を有する多年草。葉は殆ど無柄の披針形鋭尖頭全緣或は毛緣で、初夏總狀花序を生ずるものは稍々偏側性で穂狀に見える。花は紫色或は白色、萼は鐘狀唇形、花冠は筒状唇形にして筒部は斜上彎曲し、上唇は兜形凹頭をなす。雄蕋は2強で4本なり。薬用には此の根の剥皮せるものを用ひ、著しく黄色なる為め黄芩と稱す。多く満州、朝鮮に産し、鎮咳、解熱、健胃に用いられる。本邦には生産なきも良く生育し、将来地上部は切花用とし根は薬用として栽培の可能性ありと信ぜられる。

こがねばな

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