あかやぢわう

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カキノハグサ科

薬用植物第二表

支那原産の多年草にして草丈1尺位に及び、全株短毛を有す。葉は長楕圓形有柄にして肥厚皺質不齊鈍齒牙緣を有し、下面は帯紫色である。總狀花序に4-10個の花を着け、萼は鐘形5齒緣にして、裂片は梢々不同で三角形をなす。花冠は鐘状斜唇形で5裂し、外面暗紫色で毛茸を帶び、内面は黄色であるが紫色の斑紋を有す。雄蕊は4本で2強雄蕊である。之は地下に長く且つ多岐せる根莖を引くのでこの根莖を用いるが、単に之を陰乾せるものを生地黄、充分太陽に当てて乾燥せるものを乾地黄と称し、又一旦蒸して乾燥せるを熟地黄と言う。用途は補血強壮劑として売薬原料に用いられる事が多い。

あかやぢわう

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