うすべにたちあふひ

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アフヒ科

薬用植物第二表

欧州原産の多年草にして、高さ3-4尺となり、全株絨毛を密布して居る。葉は有柄卵形、或いは屢々心臓形となり往々3裂する。葉腋より花梗を出し多数の花を着けるが花は葉よりも短い、色は淡紅色である。この根の外皮を剥ぎ去って乾かしたものは上手に製造せる場合は白色にして、薬用にてはアルテア根と称す。アルテア根は甚だ多量の粘液及び澱粉を含むので粘滑薬として用いるが、本邦にては生産なく、本邦にてはトロロアフヒの根が同様多量の粘液を含む故専ら製紙用の糊料とし、又薬用にては黄蜀葵根と称して此のアルテア根の代用品とする。

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