はまごう

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クマツヅラ科

本州以南の主に海濱に自生する伏臥性小灌木。葉は有柄倒卵形、或いは圓形全緣で8分ー1寸2分位、下面には白色の粉毛を密布して居る。聚繖花序は少數花から成り、花は濃紫色である。花冠は萼の倍長で、萼と共に外面に粉毛を有す、筒状唇形で上唇は2裂、下唇は3裂し、中裂片が最大である。雄蕋は4で2強雄蕊となる。核果は球形である。薬用にはこの果實を集め蔓荊子と言い、特異の芳香があって揮発油を含む様である。用途は漢方で強壯劑及び清涼剤として頭痛や感冒に用いる他、民間では風呂に入れる事がある。

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