かたくり

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ユリ科

本州中部以北に自生する小多年草である。鱗莖は卵狀圓柱形で長さ2寸位、莖は高さ5寸ー1寸、葉は長柄で2枚を有し、卵狀長楕圓形で表面に暗紫色の斑紋がある。花は単立し下向し紅紫色の6花被を有し、早春開花する。この鱗莖中には40-50%の良質の澱粉を含むので、昔は之から所謂カタクリ粉と称せられる澱粉を製造したが、今日では安価な馬鈴薯から片栗粉が製造されて、カタクリを使用される事はない。

かたくり

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