つはぶき

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キク科

本邦中部以南の主に海濱に近き崕等に自生する多年草であるが、又広く庭園に植ゑられて居る。高さ2尺位で、葉は多く腎臓形をなし、表面は光沢を有し比較的厚く、全株淡褐色の綿毛を密生して居る。房狀花序に梢々大形の黄色の花を着ける。花は邊花を12-13有し、舌瓣は長さ6-7分に及ぶ。淡褐色の冠毛を有す。薬用には醫師の用いる事はないが、唯民間で魚に中毒した時葉又は茎の煎汁又は生汁を内服し、又皮膚の化膿や湿疹に際して生葉を火に焙って貼る等に用いる。特に有効成分としては何も発見されて居らぬ。

つはぶき

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