きみかげさう

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ユリ科

樺太、北海道にては平地に、本州、九州等南方にては高山に自生する多年草で、長い地下莖が横走して居る。葉は長柄あり長楕圓形又は廣楕圓形で、長さ4-7寸位である。總狀花序は偏側生で、花は白色2分位の短鐘形で先端6裂した花瓣を有す。雄蕊は6本。この花は芳香があり古来香料の原料として有名である。全草中にコンバラマリン及びコンバリンなる成分があり、之はヂギタリスに似た強心作用があるので利尿、強心剤として使はれる事あり、又其の製剤の原料とされる。

きみかげさう

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