つるどくだみ

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タデ科

支那原産なるも現在本邦各地に自生する多年生蔓草にして葉は軟質有柄卵狀心形で、葉鞘は膜質である。円錐花序上に白色の小花を着けるが、萼片は3、瓣片は5、雄蕊8、花柱3である。秋に開花する。地下に巨大な塊根を持って居る。この塊根の乾燥したものを何首鳥と称し支那では強壮薬として古来用いられたが、本邦でも嘗て同様の目的に非常に宣傅され流行を來せる事があった。成分はアントラヒノン化合物が含まれ緩下の効力あるものの如く、本邦にては山形、岩手から相当産出せられた。又朝鮮にてはコイケマの根を何首鳥として製すると。

つるどくだみ

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