みしまさいこ
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繖形科
本州中部以南の山野に自生する多年草で全株無毛である。葉は硬質線形又は廣線形全緣である。複繖形花序を多數梢頭及び枝端に生じ、夏に黄色の小花を開く。この根を乾燥せるものを柴胡と称し、此の植物及び支那産ホソバミシマサイコは漢薬柴胡としては正当品として特に北柴胡とも称し、之に對してホタルサイコなる葉の幅廣き種類の根はその代用品の意味で南柴胡と称して区別する。有数成分と考えられる成分は未だ発見せられざるも、マラリアに對して有数である。主に静岡、神奈川両県下より生産する。
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