いかりさう
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メギ科
本邦各地の山地に自生する多年生小草本であって高さ1尺位になる。葉は長い葉柄があり大抵2回3出複葉で、その小葉は卵形、鋭尖頭、刺毛緣となって居る。花は複總狀花序となり、萼は8片、花瓣は4枚あって特殊な碇の様な形をして居る。5-6月頃紫色の花を開くが、此地にシロバナイカリサウと言ふよく似たのがあって、之は花瓣は白色で距が僅かに長い點が異るが薬用に使はれる時は相混同して居るらしい。この植物の地上部を乾したものは淫洋雚と言って支那では昔から強精劑として用いられたが、その有効成分は未だ判明して居ない。
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