たまがやつり

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水田沼澤の附近に自生する一年生草本にして、葉は梢廣くして、其幅二分許りに達し、叢生せり。夏日叢葉間に莖を抽くこと尺餘、三個の梢葉間より長短十餘個の小梗を分ち、其長きものは更に小梗を分ち、各頂端に細微なる小穂多數相集りて、直徑二三分の小球狀を呈す。タマガヤツリの名是れより出でたるなるべし。其球狀穂は其色淡褐若くは黑褐色を有し、一莖上二十個許りを計ふべし。

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