きちじやうさう

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梢陰濕の地を好む多年生草本にして、本邦の暖地に自生するもの少からずと雖も、時に庭園の一隅などに觀賞用として栽培せらるゝことあり。莖は地下及び地表を葡匐して、處々に葉を叢生し、其下部に多數の根を生ず。葉は狭長にして尖り、長さ一尺餘に達するものありて、頗るヤブランに似たり。秋日叢葉間に花軸を抽き、多數の淡紫花をつけて穂狀を呈す。花は六裂せる花蓋を有し、兩性花竝に雄性の單性花を混ず。花後赤色果を結ぶ。

きちじやうさう

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