えびらしだ

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深山に生ずる羊齒類にして、根莖は細長にして横走し、枝を分ち根を出し、白褐色菲薄の鱗片を有す、葉は根莖上に疎生し、葉柄は痩長にして、通常葉面より長く、大なるものは一尺に達す、其先端葉面に接する所に關節を有し、互に多少の角度を以て節合せる狀態は他に其類を見ず、葉面は質柔かにして薄く、其概形は多少長三角形をなし、下底は心臓形をなせり、一回羽狀に深裂して、裂片は兩側に各七乃至十個を有し、最下の者最も大に、且少しく下に屈す、各裂片の綠邊は、又鈍頭の小裂片に淺裂し、上部の羽片は鈍齒を有す、子嚢群は葉面の全裏面に散在し、楕圓形にして大小種々あり、苞膜を有せず。

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