のあづき
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山地の路傍等に自生する多年生草本にして、莖は細き纏繞莖をなし、葉は三個の小葉より成れる羽狀複葉にして、梢アヅキ又はクズの葉に類し、第三の小葉は比較的大にして、先端梢尖り、時として先端三裂することあり、七八月の頃、葉腋に花莖を抽き、數個の黄色蛾形花を短總狀に開き、花後一寸餘の葵果を結ぶ、種子は暗褐色にして斑紋を有し、其形アヅキに似て小なり。
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