ひげしば

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多く山地に生ずる小き草本にして、根本より數莖に分岐し、高さ三四寸乃至七八寸に達す、莖葉共に稍紫褐色を帶び、葉は其兩緣に細長き毛を疎生す。九月頃梢上に一寸内外の穂を抽く、又紫褐色にして光澤を有し、芒及び毛を有せずして平滑なり。