あぶらぎり
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本邦處々に栽培せらるる落葉樹にして高二丈餘に達す、葉は桐の葉に似て花は同株上に雌雄あり、白色に淡紅暈を有す、果實は球形にして三個の種子を含む、種子より油を搾り桐油と称し、桐油、紙、提灯、合秩A等に塗付するに用ゆ、然れどもこの油は毒性を有するを以て食する能はず、材は下駄其の他の用に供せらる。
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