ミツバアケビ

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(アケビ科)

山野に生えているつる性の木で、他の物に巻きつきながら昇ってゆく。葉は長い柄を具えて節から2〜3個出て、3枚の小葉から成り、小葉は広い卵形で、長さは3〜5cm位、縁に荒い大きな歯がある。雌雄同体株、4月の頃には花軸を出して、多数の小さい雄花を総状花序に開く。それより離れて基部に1〜2個の雌花をつけ、共に暗紅紫色である。雄花のがくは3片で、各片は広い卵形で、雄しべは6本ある。果実は淡紫暗色で、厚い果皮が熟すれば縦に裂開して、黒色の種子を入れた白い果肉をあらわす。アケビ細工の多く果肉は食用となる。はこのつるを以て作る。

ミツバアケビ

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